Vol.3:私を形作るもの
高級造花とプリザーブドフラワーを使った
和装髪飾りをデザイン・販売しているSo.29の早福です♪
今回は、私を形作るものについてお伝え出来ればと思います。
それを語るうえで、
両親の存在を欠かすことはできません。
私の手先の器用さは、父譲りです。
父は、文字を走り書きしている姿を一度も見た事がないほど、どんな時も一文字一文字を丁寧に書くような、マメで几帳面な人です。
そして、職人気質で手先が器用。
ただし、Noと言えない性格で、言いたいことを言えずに飲み込んでしまうところも私はしっかり受け継いでしまいました。
母は、私が幼い頃から頻繁に
本屋さんや図書館に私を連れて行ってくれました。
家には本が溢れ、浴室の湯船のフタの上は
常に複数の本が置きっぱなしの環境。
本が大好きになったのは、間違いなく母の影響です。
母はまた、美術館にもよく連れて行ってくれました。
幼くても絵から何かを感じ取ることができるし、
それがきっと将来何かに繋がるだろうと考えてのことだったと思います。
そうして、本と絵画によって私の感性は磨かれていきました。
・・・
小学生~高校生までの図工と美術の成績は、
いつも最高評価の「5」でした。
絵を描くことよりも、
彫刻刀で木版画を彫ったり、
七宝焼きを作ったり、
”手で触れられるモノ”を
作りあげることが何より好きでした。
父譲りの器用さと、
母に育んでもらった感性の豊かさが、
私を形作るベースとなっています。
・・・
そんな私は、物心ついた時からずっと
「職人になりたい」 という漠然とした想いがありました。
でも、どうやったら職人になれるのか分からず…
よく調べもせずに、周りに流されるように普通に大学に行き、一般企業に就職をしました。
就職した先は保険会社でした。
新卒で入社し、社会人としての経験を積むこと約13年。その間に3度、同業界で転職をしました。
最後の会社では、
申込の査定やシステム開発、人事、広告・マーケティングなど、幅広く貴重な経験をさせてもらいました。
最後の部署では、
半年間で広告費20億円という巨額の予算にプレッシャーを感じつつ、難しい人間関係の中でなんとか立ち回りながら、上司の期待に応えたい、成果を出したいと、我を忘れて仕事に打ち込む日々が続きました。
勤めていた会社は大手で待遇も良く、
周りからは「辞めるなんてもったいない」
と常々言われていましたが、
器用さや、感性の豊かさといった
自分の持ち味を生かす機会を見失い、
私は次第に疲弊していったのでした。
「自分が輝ける場所はここではない」
という思いを抱えつつ、
気付けば13年という月日が流れていました。
生活のためになんとか仕事を続けてきましたが、
遂に心が悲鳴を上げ始めた頃、お付き合いをしていた今の夫と再婚。
生活が安定したことと夫の応援も後押しとなり、
思い切って会社を退職しました。
・・・
現在はクリエイターとして
素晴らしい経験をさせていただいていますが、
そこに行き着くまでに形成された私の価値観について、次回のブログでお話したいと思います。
長くなりましたが、
今回もお読みいただきありがとうございました♪
・・・
当店では「古典×モダン」をテーマにした、
オトナ上品なヘアアクセサリーを販売しています。
多彩なオプションで、他と被らない、
ご自身だけのカスタマイズされた髪飾りをオーダーいただけます。
衣装に合わせたセミオーダーや、
オリジナルデザインのフルオーダーも承っております。
お気軽にお問い合わせください。
皆さまの大切な日のお手伝いをさせて頂けることを楽しみにしております!
So.29<so-fuku>
早福